物部神社 (もののべじんじゃ・大田市川合町川合1545)

物部神社

 物部神社(2009.6.23)


物部神社は昔で言うところの石見国の大田市に鎮座します。その名の通り、物部氏のゆかりが深い神社です。物部氏の祖神の御祭神がこの地方を平定されたとき、三つの瓶を三カ所に据え、物部神社、邇弊姫(にべひめ)神社、三瓶大明神にそれぞれ祀り、このことから三つの瓶の山「三瓶山」の名が付いたそうです。

【御由緒】
 御祭神宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)は、物部氏の御祖神として知られております。
御祭神の父神である饒速日命(にぎはやひのみこと)は十種神宝を奉じ、天磐舟に乗って大和国哮峯に天降り、御炊屋姫命を娶られ御祭神を生まれました。御祭神は父神の遺業を継いで国土開拓に尽くされました。
 神武天皇御東遷のとき、忠誠を尽くされましたので天皇より神剣韴霊剣(ふつつのみたまのつるぎ)を賜りました。また、神武天皇御即位のとき、御祭神は五十串を樹て、韴霊剣・十種神宝を奉斎して天皇のために鎮魂宝寿を祈願されました。(鎮魂祭の起源)

 その後、御祭神は天香具山命と共に物部の兵を卒いて尾張・美濃・越国を平定され、天香具山命は新潟県の弥彦神社に鎮座されました。御祭神はさらに播磨・丹波を経て石見国に入り、都留夫・忍原・於爾・曽保里の兇賊を平定し、厳瓮を据え、天神を奉斎され(一瓶社の起源)、安の国(安濃郡名の起源)とされました。
 次いで、御祭神は鶴に乗り鶴降山に降りられ国見をして、八百山が大和の天香具山ににていることから、この八百山の麓に宮居を築かれました。(折居田の起源)





鎮座地:大田市川合町川合1545




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