出雲お社倶楽部

武内神社平濱八幡宮（たけうちじんじゃ・ひらはまはちまんぐう・島根県松江市八幡町３０３）

武内神社大祭のようす

▼　武内神社平濱八幡宮（2008.9.01）

今年も8月31日に「武内神社大祭」がありました。

小中高生達にとっては夏休み最後のイベントとして、たとえ自由研究や宿題が終わっていなくとも参加するべきお祭です。
参加した皆様にとっては、その年の夏のおわりの思い出として感慨深いお祭でありましょう。

境内やその近隣にはたくさんの屋台が並び、人の数もたいへんなものです。

このお祭りに出店する屋台のバリエーションはとても豊富です。たこ焼きやかき氷は言うまでもなく、包丁・かんぶつ・花や観葉植物など、天神さんやがいな祭では見られないようなお店もあります。

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広いテントの中をいくつかの店とテーブル席で共用する食堂スタイルの屋台もあり、この辺りでは珍しい光景です。

お祭りは深夜も続き、朝がくると同時に「暁の御神事」が行われるそうです。私自身この目で見た事はございませんがそのようすはとても神秘的らしく、一度のぞいてみたいものです。

地元の人たちが駐車場の誘導や交通整理などで棒をふっている姿を見て、自分も地元のお祭りでたまにはこういう風に参加してみたいなあと感じました。9号線の車を止めて子供達をわたす姿がかっこよかったからです。

写真＆文　ボウ a.k.a.タイチョー

鎮座地：島根県松江市八幡町３０３

武内神社と平濱八幡宮

▼　武内神社平濱八幡宮（2008.2.01）

今回は武内神社と平濱八幡宮の紹介です。
松江市街から国道9号線を車で東へ5分程度走ると右側に見えてきます。今回御由緒を見るまで二つの神社が併設していることを知りませんでした。言われてみると拝殿も二つありますし、神社の御神紋も二つあります。入り口となる鳥居も二カ所でそれぞれに「武内神社」「平濱八幡宮」と記してあります。
以下は境内の案内板からの抜粋です。

別表神社
【平濱八幡宮】　御例祭　九月十五日
「御祭神」　應神天皇仲哀天皇神功皇后

【武内神社】武内神社大祭　八月三十一日
「御祭神」武内宿禰命
「御鎮座地」松江市八幡町三〇三番地

【由緒】
平濱八幡宮は、往古石清水八幡宮（京都府八幡市男山に鎮座）の出雲国八ケ所の荘園のうちの一つ八幡荘に鎮座し、、創建年代は不詳であるも、天永2年（1111年）には別宮として創建されている。後には出雲国八所八幡宮の総社として著われ、出雲最古の八幡宮と言われている。江戸時代には松江藩直轄の神社、いわゆる出雲国一社一令の神社として特殊の地位を保持して来た。
御祭神應神天皇は、高度の外国文明を取り入れ、学術の振興、農業の改良・織機の導入などわが国の産業文化の発展に非常に貢献された。
武内宿禰命は五代天皇に仕え、わが国初の大臣として国政に深く関与された。御祭神が長寿であったことから、延命長寿・開運厄除・病気平癒・交通安全の守護神として有名である。
武内神社大祭（八月三十一日）は特に有名で、通称「たけおっつあんまつり」として親しまれ、近隣はもとより中国五県からからの参拝者も多く徹夜の祭典には１〇万人の人出と、数百件にのぼる露店で賑わう。九月一日午前四時の古例渡御式には熱烈な信仰者が約三〇〇米離れた御旅所までお供をし、夏祭りの最後を飾る。
平濱八幡宮御例祭（九月十五日）は「八幡さん祭り」として親しまれ、午後四時からは氏子の若者が三基の御神輿を奉舁(ほうよ)し、古例の作法に則り御旅所までの御神幸式は秋祭りの先駆けとして賑わう。

【主な年中行事】
一月一日　歳旦祭
二月三日　節分祭
四月十五日　祈年祭
六月三十日　水無月大祓祭
八月三十一日　武内神社大祭
九月十五日　平濱八幡宮御例祭
十二月十五日　新嘗祭
十二月三十日　除夜祭
毎月一日　月首祭
毎月十日　武内神社御講祭