那賣佐神社 (なめさじんじゃ・出雲市東神西町720番地)

那賣佐神社と岩坪

 那賣佐神社(2010.6.01)


西出雲から多岐へ抜ける農道沿い、高倉山に鎮座する出雲市の那賣佐(なめさ)神社の紹介です。この広域農道は斐川方面からの抜け道に使ってる方も多いと思います。今の時期、新緑で山々が彩られ、通っていて気持ちのよい道路の一つです。
入り口の鳥居から本殿まで230段(!)の階段があり、登っていく内にだんだんと神秘的な雰囲気につつまれます。この日は風が強く、枯れた竹林からカラコロと音がしてさらに神秘度が増していました。
境内には名木と案内がある木が3本あり歴史の古さを感じさせます。
以下は入り口の案内板より抜粋した御由緒です。

那賣佐神社
[御祭神]
葦原醜男命
須勢理姫命

大国主命の又の名を葦原醜男命(あしはらしこお)と申し上げ其の后神は須佐之男命の御子でこの里の岩坪で生誕せられたという須勢理姫命(すせりひめ)であります。
天平五年(西暦七三三年)に編纂された出雲国風土記によれば御祭神御夫婦が仲睦まじく岩坪の宮殿でお暮らしになっていた或る日、社前の渓流が岩苔の上をなめらかに流れているのをご覧になって「滑し盤石(なめしいわ)なるかも」と仰せられた「なめしいわ」を約って「なめさ」となり、この地方を滑狭郷(なめさのさと)と称するようになった記録があります。
 又これより約二百年後の、延喜式神名帳に当社は神祇官に登録してある神門郡二十七座の内にあり、これを式内社といいます。
享保年間の雲陽誌には高倉明神とあり高倉山に鎮座せられているところから通称「高倉さん」とも称し、明治五年には社格郷社に列せられるなど洵に由緒深い神社であります。
社務所


名木コウヨウザン


名木ムクロジ


名木クロガネモチ


すぐそばにある岩坪の案内。須勢理姫命生誕の地とされる。


岩坪明神の祠


岩坪。案内板によると江戸時代には5つあったらしい。たまった砂を掘り出して 雨乞いに使用したともある。


鎮座地:出雲市東神西町720番地



























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