阿太加夜神社 (あだかやじんじゃ・松江市東出雲町出雲郷587)

阿太加夜神社とホーランエンヤ・日本三大船神事

 阿太加夜神社(2009.2.20)
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東出雲の9号線沿いに道路に面した大鳥居を見かけた(知ってる)方は多いと思います。今回はその鳥居から100mほど入った意宇川沿いに鎮座する阿太加夜神社(あだかやじんじゃ)の紹介です。今年は12年に一度のホーランエンヤを開催する年に当たります。5月16日(土)20日(水)24日(日)に一週間かけて出雲国の五穀豊穣と産業の発展を御祈願します。

【阿太加夜神社御由緒】
[御祭神] 阿太加夜奴志多岐喜比賣命
[配祀神] 國之底立命 須佐之男命 淑母陀流命 阿志古泥命

[境内社]
稲荷神社 祭神 宇迦之魂命
雨風神社 祭神 奥津彦命 奥津姫命
級長津彦命 級長津姫命
兵庫神社 祭神 松岡兵庫頭
[例大祭] 十月九日・十日

当社は大那牟遅命の御子阿太加夜奴志多岐喜比賣命外四柱を祀り、鎮座年歴不詳であるが天平五年の風土記に記載され、殊に貞観元年七月十一日正五位下を授けられている。
社殿諸建造物は元禄八年三月二十三日出雲太守松平出羽守源朝臣綱近により造営され、代々の藩主による修造の棟札が現存している。
また、社頭三十石を寄付された社であるが、中古火災によって由緒の詳なることを知ることは出来ない。通称芦高大明神と呼ばれ近郷の信仰を集めている。

【特殊神事】
「ホーランエンヤ・日本三大船神事」

松江城稲荷神社の御神輿を、芦高(阿太加夜)神社の本殿に迎えて一週間出雲の国の五穀豊穣と産業の発展を御祈願する祭りである。
慶長十二年堀尾氏が築城を始めた。芦高の神主松岡兵庫頭(芦高兵庫神社の祭神)は二夜三日の祈願を行い、鎮守八幡の祭事を執り行った。
寛永十五年堀尾氏が築城してから約二十年後信州松本から松平直政公が松江に入城した。入城後十年目に当たる年は風雨が多く五穀がよく実らなかった。
そこで城内稲荷大明神を芦高神社に勧請して、五穀豊穣を祈願した。正保四年の事である。
以来、十年毎、又は十二年毎に斉行され出雲国の五穀豊穣と産業の発展を祈願してきた。
文化五年の神幸祭の際、浪風激しく馬潟沖において神輿船が危険な状態となった時、馬潟の漁師達が船を出し、これをよく援助して無事芦高神社に御案内した。
これが櫂伝馬船の始まりであり、文政元年の神幸祭より馬潟組の人達は引船の役を承り、矢田組、大井組、福富組、大海崎組五組が揃って奉仕するようになった。

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藁でできた龍
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河童橋
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出番を待ちます。

鎮座地:松江市東出雲町出雲郷587


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