石宮神社 (いしみやじんじゃ・松江市宍道町白石638番地)

石宮神社と女夫岩

 石宮神社(2010.6.15)


今回は松江市宍道町の石宮神社のご紹介です。広域農道から数百メートル程入った道路沿いに鎮座します。周辺までくると看板があちこちにありますのでスムーズに到着できました。
この神社は巨大な岩がご神体で、拝殿裏にむき出しの状態でお祀りしてありました。 このご神体が宍道町の言われとなったと案内板にあり、宍道=猪道だったと記してあります。

こちらと
こちらで鳥居の裏に2体の巨石がある。

拝殿裏のご神体

【出雲国風土記記載遺跡】

犬石・猪石(しし)

(宍道町指定文化財)
天平五年(七三三年)に記された古代出雲の地誌「出雲国風土記」には、宍道町の地名の由来となった犬石、猪石の物語が取り上げてあります。
これを現代ふうにすると、「出雲の国の治めておられた大穴持命(大国主命)が犬を使って猪狩りをされました。
この追われていた二匹の猪と犬は石となって今も南の山に残っている。この故事より(猪のとおった道と言う意味から)この地域を猪の道=宍道(ししじ)と呼ぶようになりました。」というものです。
鳥居の両側に巨石を猪石に、神社拝殿後ろの石(ご神体)を犬石にあてる説があります。
また猪石については他に女夫岩(宍道町白石)をあてる説もあります。

※「出雲国風土記」は天平五年(七三三年)に記された古代出雲の地誌です。
その内容は国・郡・郷などの地名起源、郷・駅家・寺院・神社などが詳述されています。
現存する五カ国の風土記のうちで唯一完備した物であり、極めて資料価値の高いものです。


平成十五年三月三十一日
宍道町教育員会

案内板の注釈で女夫岩に触れてありましたので、そっちにも行って見ました。
車を止めてから2.3分山道を進むと..薄暗い木々の間から巨石が見えてくる。

猪と言われればそんな風にも見えなくはない大きさ。
岩の頂点から生える木々


鎮座地:松江市宍道町白石638番地
















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