御井神社 (みいじんじゃ・出雲市斐川町直江2518番地)

御井神社と日本最古の井戸

 御井神社(2011.11.01)


斐川町と出雲市が合併して10月から新 出雲市になりました。これで松江・鳥取につぐ人口になり山陰で3位だそうです。今回ご紹介する御井神社は斐川インターからほど近い小山に鎮座する神社です。境内はきれいに整備されていて、安産祈願の参拝客が訪れています。また、神社近くにはとても歴史の古い井戸が3つ点在しており、日本最古の井戸として紹介されています。以下は境内の案内板より

安産
【御井神社】
由緒概略

御井神社は、古事記および風土記等日本最古の史書十三の文献に記された由緒ある神社である。
そもそも当社が安産の神また水神の祖であるという謂れは、記紀に記された次の故事による。
大国主大神は因幡の白兎の神話の時、むこうで八上姫という心姿の美しい女神を愛され、姫はやがてみごもられた。
臨月となられた八上姫は背の君に会いに出雲大社へ行かれたが、正妻須世理姫の立場を慮り、会わずに引き返された。
そして神奈火山の麓直江の里まで帰られた時産気づきやがて玉のような御子を挙げられた。
そこで三つの井戸(生井、福井、綱長井)を順次掘り御子を産湯させてから木の俣に預け、母神のみ因幡へ帰られた。
これより御子を木俣神または御井神と申し上げ、安産と水の守護神として全国からの信仰を集めている。

木の俣の 三井の産湯の水なれば
    祈らん人を 守る神垣(神詔)
             社 頭

【古墳 生井、福井、綱長井】

母神八上姫が湯あみされ、また当社木俣神(御井神)を産湯なされた霊泉でもある。
日本最古の井戸で宮中にも御分霊して祭られている。
戦国時代までは境内であったという。
本居宣長「古事記伝」に「祭神五座ノ中、神祇官ニ座ス座摩ノ御座ノ阿須波ノ神、波比祇ノ神、コノ次ノ段ニ出テ同ジ御族ノ神ナリ」とある。
つまり、水神五座の内上段にある神が
生井、福井、綱長井、三柱の神である。
三省堂刊「広辞苑」に次のように記載されている。

【生井】 生気ある神 
子安
病気平癒
【福井】(栄久井)栄える井
母子の発展
家運隆昌
【綱長井】 つるべ綱の長い井
母子の長寿
家内安全

【生井】

【福井】

【綱長井】

鎮座地:島根県出雲市斐川町直江2518番地















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