雲南市大東町須賀にある、須我(すが)神社にお参りして来ました!これまで何度かお参りをしていますが、改めて由緒について読んでみます。
主祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)と奇稲田比売命(くしいなたひめのみこと)のご夫婦と、御子神の清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)だそうです。
また、かつて諏訪とも縁があって、その氏神の武御名方命(たけみなかたのみこと)も合祀されているのだそうです。
八俣遠呂智(やまたのおろち)を退治された須佐之男命がこの地へおいでになって、日本で最初の宮殿を作られたのだそう。
それに、こちらは「三十一文字和歌発祥の地」でもあるそうですよ。
"八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる 其の八重垣を"
島根で育った人なら聞き覚えがあるんじゃないかな...?この地にたちのぼる美しい雲を見て、須佐之男命が詠まれた和歌なのだそうです。そしてこの和歌にある「出雲」が出雲国の名前の起源で......須我神社って、なんだかとてもすごいんですね。
本殿のほかにも、境内には海潮神社、若宮神社、荒神の社、虚空社がありました。こちらにもお参り。
(先日お参りした時は、虚空社だけどこにあるのか分からなかったのですが、今日は見つけました!)
夫婦岩にもお参り!
さてさて、こちらへ来たからには「夫婦岩(めおといわ)」にもお参りしなくては。山の方へしばらく行くと、八雲山への登山口があります。ここから山道へ入って登って行きます。ちょっと日が暮れてきたけど大丈夫かな...。登ってみましょう!
少し登ったところにはお清めの湧き水「神泉坂根水」があります。「この水で身を清め、元気を頂いて御参拝下さい」とのこと。冷たくて気持ちいいです。
おぉ...なんだかすてきな雲が!上のギザギザとかがちょっと龍みたいじゃないですか?
知り合いの方が「神社へお参りに行くと龍のような形の雲が出ることがある」と言っておられたけれど、これがそうなのかも。初めて見た!いい感じです。
長い階段を登って行きます。結構いい運動...。夫婦岩が見えてきましたよ!もうちょっとだ...。
(写真は別の日のもの。この日は日が暮れてしまって撮れなかったのです...)
3つの岩が寄り添っているように見えませんか?一番大きいのが須佐之男命、中くらいのが奇稲田比売命、小さいのがお子さんの清之湯山主三名狭漏彦八島野命と言われています。
この場所は須我神社の奥宮でもあります。宮司さんのお話によると、本殿はおよそ3〜400年ぐらい前に現在の場所にできたそうです。この岩はそのずうっと前からここにあって、人々に信仰されていたんですね。
すっかり夕暮れ刻。山の上からの景色です。キレイな雲が出ています。遠くの山々が連なって見えていますよ。それにしても、山の上って気持ちがいいです!須佐之男命もここから景色を眺めたりしたのかも。
近くのおいしい食べもの屋さん
写真上:「海潮路」さん
おいしい手打ち蕎麦が食べられるお店。こちらはお店の方が普段は農業をしておられるので、土日だけの営業です。ご注意下さいね!
写真下:「あじ彩」さん
和食屋さん。玄米や地場の野菜を使った料理がおいしかったです。「きのこ鍋定食」をぜひ食べてみたかったのですが...また明るい時に出直そう...。
〈写真:チョーロウ/文:喜多さん〉
鎮座地:島根県雲南市大東町須賀260
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