神原神社と竪穴式石室
▼ 神原神社(2008.6.29)漁に使われるのか、小舟が浮かんでいます。
今回は雲南市加茂町の神原神社のご紹介です。のちほどご紹介しますが、邪馬台国の女王卑弥呼が魏より授かった鏡が出土したことで有名になった神社です。斐伊川の支流の赤川に架かる国道54号の橋より1kmばかり下流へ降った場所に、移築された古墳跡とお社が在ります。車が1〜2台止められるスペースが土手沿いにありますので利用されると便利です。すぐ横の赤川に一艘の小舟が浮かんでおり、遙か昔、古墳時代の先人の方々もこの赤川を往来されていたのだろうと偲ばれます。 【延喜式内社 神原神社】 「御祭神」 大國主神 磐筒男命 磐筒女命 島根県雲南市加茂町大字神原字松井原1436番地 御由緒は大正年代初期の巻物からのもので、カタカナなどで表記してあります。社務所に置いてありましたのでご興味のある方は是非。 神門の像 【神原神社古墳の竪穴式石室】 教育委員会の案内板によると、この石室は神社の北側にあったものを移築したもので、昭和47年の赤川の拡幅工事の際発掘され、内部から239年(景初三年)の銅鏡が出土した。これが邪馬台国に魏が送った100枚の銅鏡の一つとわかり、卑弥呼の鏡を出土した古墳として全国に知られるようになったとのこと。 この鏡は古代出雲歴史博物館に収蔵してあります。リンク>>ご興味ある方は、出雲大社の隣にある博物館ですので参拝の際にお立ち寄りください。 鎮座地:雲南市加茂町神原1436番地 |