出雲国一之宮
延喜式名神大社 熊野大社
【御祭神】
神祖熊野大神櫛御気野命(かむろぎくまのおおかみくしみけぬのみこと)
御神名は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の御尊称で、神祖とは出雲大社の大国主神を始め神々の親なる神、御気野とは御食を主として人々の衣食住に広く、尊い御神威をみちびかれて日ごとに蘇生(よみがえり)の縁を結ばれるムスビノ大神との意です。
【御由緒】
日本書紀(七二〇)は六五九年に出雲国造が斉明天皇の勅で巌神の宮を造営したと記し、出雲の国風土記(七三三)は国内の一八六社で大社の称号を有する神社として熊野大社と杵築大社(出雲大社)を掲げ「出雲の国一宮」の崇敬を表しています。特に、御祭神が初めて鑽火(さんか)されたので日本火出初社(ひのもとひでぞめのやしろ)とも称します。
古来、出雲国造(出雲大社宮司)の襲職は神聖な鑽火器拝戴の儀式を参向して仕える伝統があり、今も変わることなく行われています。
帰ろうとするとこんな御案内を発見。