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川越氷川神社 - 樹齢600年のご神木

川越氷川神社(2015.5.28) |Comments(0)|Trackback(0)
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社号は勝海舟の書

川越市の氷川神社、川越氷川神社の紹介です。

社伝によると古墳時代に大宮氷川神社から分祀したのが始まりの社です。氷川神社の氷川は簸川(ひのかわ)が元だと言われています。御祭神も出雲の代表的な五柱(素戔嗚命・奇稲田姫命・大己貴命・脚摩乳命・手摩乳命)が祀られています。

訪れた日は境内の護国神社の例祭が行われており、関係者の方々が多数参列されていました。護国神社には明治の西南戦争以降の川越出身戦没者の英霊を祀っているそうです。

また境内には建立してから1500年以上の歴史を感じさせる巨木が多数有り、なかでも樹齢600年の欅がもの凄いエネルギーを出しています。おそらく落雷で折れたその姿は一見の価値があるご神木です。傍らに落雷時に折れた幹が丁寧に置いてありますが折れても尚、存在感があるほどです。

 川越の総鎮守である氷川神社の歴史は古く、その創建は欽明天皇の即位二年(五四〇年)九月十五日武蔵国足立郡氷川神社を分祀奉斎したと伝える。祭神は素戔嗚尊・奇稲田姫命・大己貴命・脚摩乳命・手摩乳命の五柱という。
 長禄元年太田動真・動灌が川越城を築城するにおよび、動灌は当社を篤く崇敬し、

老いらくの身をつみてこそ武蔵野の
草にいつまで残る白雪

との和歌を献納している。江戸時代においても、川越城主の代々の尊敬篤く、毎年元旦には奉幣の儀が行われ、社家は登城城主目通りの上年賀を言上している。
本殿は川越城主松平斎常を筆頭として、同社氏子の寄進によって天保一三年(一八四二年)に起工され五カ年の歳月を要して建立されたものである。
 間口十三尺五寸(四・〇八m)・奥行八尺二寸(二・四八m)の三間社・入母屋造で前面に千鳥破風及び軒唐破風の向拝を付した銅瓦ぶきの小建築であるが、彫刻がすばらしく、当代の名工嶋村源蔵と飯田岩次郎が技を競っている。構造材の見えかかりは五〇種におよぶ地彫が施され、その間江戸彫と称す精巧な彫刻を充填し、十ヶ町の山車から取材した彫刻や、浮世絵の影響をうけた波は豪壮華麗である。

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IMG_3503.jpg ご神木。本殿裏に置いてある折れた幹を見て進んでいくといきなり視界に入ってきます。すごいエネルギーです。
この横にも巨木が一本あり、八の字の通路に従って参拝します。

IMG_3507.jpg 本殿横の絵馬の小道

IMG_3495.JPG 絵馬の小道から脇に入ると稲荷神社の祠を始め沢山の末社があります。
こちらも必ず参拝されることをお勧めします。


鎮座地:埼玉県川越市宮下町2丁目11−3
駐車場有り

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