今回は日御碕神社のご紹介です。出雲大社から日御碕方面に綺麗な景色の海岸線を車で十数分。左手の崖下に朱色に塗られた社殿が見えてきます。 その先の案内看板に従って港にむかうと大きな正面鳥居に到着します。左奥が駐車場になっていますので車はここに止めて参拝します。まず出雲地方には珍しい朱色に塗られた社殿に圧倒されます。 三代将軍徳川家光公の時代に建てられた建物とは思えないほどです。 由緒によると伊勢神宮が昼を守る神宮で、ここ日御碕が夜を護る神宮だそうです。 出雲へ観光の折には是非御参拝ください。以下は境内にある御由緒からの抜粋です。
下の本社(日沈の宮)【主祭神】天照大御神
村上天皇天歴二年勅命により現在の地に移し祀る(一千年以前)
上の本社(神の宮)神素戔嗚尊
安寧天皇十三年勅命により現在地に移し祀る(二千五百年以前)
古来両本社を総称して日御碕大神宮と称す
日沈の宮の遠源は、神代の昔素戔嗚尊の御子神天葦根命又(天冬衣命と申す宮司家の遠祖)現社地にほど近い経島に天照大御神の御神託を受け祀り給うと伝えられる。又「日出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮えお鎮め祀り、日の本の昼を守り、出雲国日御碕の清江の浜に日沈み宮を建て、日御碕大神宮と称して日本の夜を譲らむ」天平七年乙亥の勅に輝く日の大神の御霊顯が仰がれる如く、古来日御碕は夕日を鎮める霊域とされ、また素戔嗚尊は出雲の国土開発の始めをされた大神と称えられ、日御碕の「隠ヶ丘」は素尊の神魂の鎮まった霊地と崇められた「神の宮」は素尊の神魂の鎮まる日本総本宮として「日沈宮」と共に出雲の国の大霊験所として皇室を始め普く天下の尊崇をうけ現在に至っている。
然してその御神徳は天照大御神の「和魂」素戔嗚尊んお「奇魂」の霊威を戴き「国家鎮護」「厄除開運」「交通航海の安全」「良縁・夫婦円満・安産」「家業繁昌」の守護神として御霊験あらたかである。
現在の社殿は、徳川三代将軍家光公の幕命による建立にして西日本では例のない総「権現造」である。両社殿とも内陣の壁画装飾は極彩色で華麗にして荘厳の至りである。
社殿の殆ど、及石造建造物は国家重要文化財である。
例大祭 八月七日
神幸祭(夕日の祭)八月七日夕刻)
本殿から港方面へ行くと経島が見えます。ウミネコの繁殖地としても有名です。
ズームで見た経島。祠があります。
港の中でも透明な海。近くの海水浴場もこんなにキレイな海水です。
ウミネコ。これ以上近づこうとすると逃げてしまう距離から撮影。
鎮座地:出雲市大社町日御碕455番地 |