佐田神社で9月24,25日に御座替祭(佐陀神能)が行われました。案内によると25日の佐陀神能は午後19:00〜23:00(!)まで神事舞があるそうで、19:00すぎに到着したらすでに駐車場は一杯でした。本殿の方に向かうと舞殿のまわりには40〜50人の参拝客の方々が...
玉砂利の音が静寂につつまれた境内に鳴り響きます。かがり火を焚いた舞殿が暗闇の中に浮かび上がり、神事が幻想的に舞われる様は、古来の出雲の歴史を感じさせます。 この佐陀神能が出雲神楽の源流とされているそうです。また、カメラを(ビデオを含む)をもった方がかなり多く、みなさん熱心に撮影されていました。
以下は御由緒書きからの抜粋です。
【御座替祭】-佐陀神能- (重要無形民族文化財)
祭日 九月二十四日・二十五日
本殿三社以下摂末社のすべての御神座の茣蓙(ござ)を取り替える祭で、古来より「佐陀の秘儀、重儀」といわれ、当社の数ある祭でも最も重要な祭で、年毎の遷座祭ともいえます。二十四日は茣蓙を清め神々を招祭するための七つの舞からなる「七座神事」、翌二十五日は御法楽として「式三番」「神能」を舞殿にて執り行います。
古くはこの祭に佐陀触下三郡半の神職・巫女が参集奉仕する慣わしで「役目能」といわれていました。この祭で舞われる神事舞が出雲國内をはじめ他の里神楽に大きな影響を与えたとされ「出雲神楽の源流」ともいわれています。これらの神事舞を「佐陀神能」と呼んでおり、国の重要無形民俗文化財にしてされています。
鎮座地:松江市鹿島町佐陀宮内73 |
|