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韓竈神社と岩船

韓竈神社(2010.12.01) |Comments(0)|Trackback(0)


今回は旧平田市の韓竈(からかま)神社のご紹介です。出雲の地元の人間でもあまり知られない神社でしたが、最近メディアで紹介されて参拝客が急増しました。
場所は紅葉で有名な鰐淵寺の駐車場から唐川方面へ山道を車で15分〜20分さらに進みます。途中陥没したり隆起したりの道ですので車高が低い車はおすすめできません。
駐車場は2箇所で15台程度の広さがあります。私の時は一杯でした。時間帯や日によっては駐めれない場合もあります。
そして鳥居から祠までは登山道と思って頂いて差しつかえありません。赤ちゃんやだっこが必要な小さなお子様連れの参拝は滑落などの危険がありますので十分注意が必要です。


ロープが頼りです。

降りてくる人とのすれ違い。待っています。

趣のある石段がつづく

上から見るとこんな感じ

この間を抜けると祠があります。
狭い。

祠です。
よくここまで部材を運んだものだと感心。
以下は境内の案内板より

【鎮座地】 平田市唐川町字後野四〇八番地
【主祭神】 素蓋嗚命
【由 緒】 出雲国風土記(七三三年)には韓銍社(からかまのやしろ)、延喜式神名帳(九二七年)には韓竈神社(からかまのかみのやしろ)と記されており創立は不詳であるが、非常に古い由緒を持つ神社である。
 社名の、カラカマは朝鮮から渡来した「釜」を意味するとされている。即ちこれは、祭神の素蓋嗚命が御子神と共に新羅に渡られ、我が国に「植林法」を伝えられると共に「鉄器文化」を開拓されたと伝えられていることと、関係があろう。
又当社より奥部の北山山系が古くから産銅地帯といわれ、金掘り地区の地名や、自然銅、野タタラ跡、などが見られることと、鉄器文化の開拓と深い関係があるといわれている。
「雲陽誌」(一七一七年)によると、当社は素蓋嗚命を祀るとして古老伝に「素蓋嗚命が乗り給いし船なりとて、二間四方ほどの平石あり、これを「岩船」という。
この岩は、本社の上へ西方より屋根の如くさしかざしたる故に、雨露も当たらず世俗に「屋方石」という。又岩船のつづきに周二丈余り、高さ六間ほどの丸き立岩ありこれを「帆柱石」という。
社への入口は横一尺五寸ばかり、高さ八尺ほどの岩穴となっており、奥の方まで二間ばかりあり、これが社までの通路となっている」と記されている。

【例大社祭】 十一月三日



【岩船】
「古老伝」によれば韓竈神社の祭神、素戔嗚命は、この地方に「植林法」や「鉄器文化」を開拓されたと言われているが、この「大岩」はその際乗られた船であると伝えられている。
ステージ上に川の上につきだしている。
まさに岩船。

鎮座地:出雲市唐川町408番地



















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