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八坂神社と忠盛燈籠

八坂神社(2012.5.29) |Comments(0)|Trackback(0)


今回は出雲以外のお社で、京都の八坂神社の紹介です。祇園祭で有名な八坂神社は出雲の熊野大社と同じ素戔嗚尊を祭神としています。
出雲の方は自然の中に調和するような社ですが、八坂神社は絢爛としていて都の中の神社というイメージです。海外からのお観光客も多く、京都の土地柄を感じさせる神社です。
以下は境内の案内板より

素戔嗚尊、櫛稲田姫命及び八柱御子神を祭神とする神社で、一般に「祇園」さん 又は「八坂」さんとして親しまれている。
社殿によると、平安遷都以前の斉明天皇二年(六五六)にこの付近に素戔嗚尊を 祀ったのが当社の起こりといわれている。
京都三大祭の一つである祇園祭は、毎年七月に行われる当社の祭礼で、平安時代の 貞観十一年(八六九)に各地で疫病が流行した際に、当時の国の数に合わせて 六十六本の鉾を立て、神泉苑に神輿を送り、その鎮まりを祈った御霊会(怨霊を退散させる祭り) を起源とするもので、天禄元年(九七〇)ごろから毎年行われるようになった。
大晦日の夜から元旦にかけて行われる「をけら詣り」は薬草である「をけら」を 混ぜて焚いた「をけら火」を授かり、新年の無病息災を祈るもので、毎年多くの人でにぎわう。
また、一月三日には十二単姿の女性による「かるた始め」が行われる。

京都市


本殿。出雲は拝殿と本殿が別な所が多いがここの神社は一緒になっている。


【八坂神社】
祭神
素戔嗚尊
櫛稲田姫命
八柱の御子神(八王子)

由緒
素戔嗚尊はあらゆる災難を意味する八俣大蛇(やまたのおろち)を退治して 櫛稲田姫命を救って地上に幸いをもたらした偉大な神で天照大神(お伊勢様) の弟神です。
平安時代以来、祇園精舎の守護神、牛頭天王と付会されましたが、 私共の生活万般を守る地祇(くにつかみ)の代表です。その后神、櫛稲田姫命 は暦に記されている恵方の神、歳徳神にほかなりません。このお二方より生まれた 八王子は凶方を守ってくださる神です。
凶の町を疫病の災害から守るために発祥して、千二百年にわたって受け継がれている 祇園社は当社の祭礼です。毎年七月十七日、豪壮華麗な山鉾巡行や神幸祭(前祭) 二十四日、花傘巡行・還幸祭(後祭)を中心に各種の行事があります。



【忠盛燈籠】
永久年間の頃(十二世紀)白河法皇が祇園女御も許に赴かれようとしてこのあたりを通られた時、折しも五月雨の降る夜で前方に鬼のようなものが見えた。
法皇は供の平忠盛に討ち取ることを命じられたが、忠盛はその正体を見定めての上とこれを生け捕りにしたところ、油壺と松明とを持ち燈籠に燈明を献(たてまつ)ろうとしていた祇園の社僧であった。
雨を防ぐ為に被っていた蓑が灯の光をうけて銀の針のように見えたのであった。忠盛の思慮深さは人々の感嘆するところであったと云う。
この燈籠はその時のものであったといわれている。




鎮座地:京都府京都市東山区祇園町北側625


























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