福富(ふくとみ)神社には大きな銀杏の木があると話に聞きました。今の時期はきれいなのかもしれない。ちょうど天気もよかったので、お参りしてみました!
軽〜く地図を見ただけだったので、ちゃんと辿り着けるか心配でしたが...でも知らない道というのは新鮮でいいものですね。この道で合ってたかな〜と心配になってきた頃、大きい鳥居が見えました。ここかぁ!お邪魔いたします。
階段を上りきったところの頭上に由緒や御祭神について書いてありました。
産土福富神社社頭記
〜御由緒〜
福富神社の現社地への勧請は「鳥居松」に御鎮座あったのを永享年中、社地替をしたものといわれます。其後正保元年雷火により現地社殿が焼けたため旧記録等も消失して以前のことは口伝による以外には知ることが出来ませんが、出雲風土記に御当社とおぼしき社名が載っていて、これの誌された当時すでに御鎮座あったことがうかがわれます。
〜御祭神〜
■木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
木の花は「開耶」つまり「さくら」の枕ことばであって桜の花の咲いたような美しい姫神さまの意で、花の艶美に比べてお称え申し上げた御名であります。したがって、その御名でも明らかなように、この姫神さまは容色婉麗たぐいまれな、実に美しい女神さまで、天孫邇邇藝命(てんそんににぎのみこと)の御妃で、「焔の御産屋(ほのおのおんうぶや)」の神話に名高い神さまであります。御神徳は特に、美容整容、安産延命にあらたかであります。
■事代主命(ことしろぬしのみこと)
大國主命(おおくにぬしのみこと)の御子で、木花開耶姫命の背の君天孫邇邇藝命の降臨、治国の際、それまで御父の業を嗣いで産業を盛んにして治めて居られた国土を、平和のうちに譲ることにより、進歩、前進せられた神さまで、国譲りの神話として、あまりにも高名であります。したがって、事代主命という御名も「事」は「言」の意、「代」は「しるし」の意で天孫治国の御ために、今日でいう「条約」を結んで平和のうちに国譲りをなされたことに由来しています。御神徳は特に、契約有利、殖産振興にあらたかであります。
階段を上がった左にお清めの水。
神社の建物の右側に大きな銀杏の樹がありました!甘酸っぱいにおいがすると思ったら、地面に何かいっぱい落ちています。これって「ぎんなん」ですか?初めて見ました。結構大きいんですねー。
神社の建物の左には歳徳神さまです。
歳徳神さまの左に、山の方へ登る小道がありますよ!この上にも神様がおられるみたい。しつれいしまーす...。
小道を登って行くと、細長い石と、ふしぎな形の樹が並んで祀られていました。
〈写真・文:喜多さん〉
鎮座地:松江市乃木福富町514 |